肥満の予防

ページ番号1000466  更新日 2017年2月24日 印刷 

カロリーの過剰摂取を避ける

イラスト:摂り過ぎに注意!

食事の欧米化に伴い、脂質の摂取量が近年増加傾向であると指摘されています。また、糖質はインスリンの作用により余分なエネルギーは脂質へと変化します。これらを過剰に摂取することで最終的に、肥満へとつながります。

運動不足を解消する

グラフ:糖尿病患者数と自動車保有台数の比較推移

近代化により私たちの生活はますます便利になり、移動手段として自分の足よりも交通機関を利用する機会が多くなっています。
これを反映するかのように、わが国における自動車保有量は年々増加しているのが現状です。(すなわち自分の足を 動かす機会が減ってきている支障の一つとなっています)

一方わが国における、生活習慣病、とりわけ糖尿病は、近年著しく増加する傾向にあります。両者のデータを参考までにご覧ください。

上にも述べたように物流の安定供給やフード産業の台頭、食の欧米化などによりカロリーを過剰に摂取する機会が増えたにもかかわらず、逆に自分の体を動かす機会がますます減り摂取エネルギーと消費エネルギーとに著しい不均衡がほとんどの方に起こっています。消費エネルギーの目安として次に上げる表を参考にしてください。

運動エネルギーの消費量

運動の強さ 一単位あたりの時間 運動(エネルギー消費量、kcal/kg/分)
I.非常に軽い 30分間の運動で
約80kcalの消費

散歩、デスクワーク、家事、編み物、アイロンがけ など

II.軽い 20分間の運動で
約80kcalの消費
買い物、ゴルフ(練習場)、入浴、サウナ など
III.中程度 10分間の運動で
約80kcalの消費
バトミントン、ウォーキング(急ぎ足)、エアロバイク、サイクリング など
IV.強い 5分間の運動で
約80kcalの消費
ジョギング、水泳(平泳ぎ、軽く)、バスケットボール、腹筋 など

脂肪細胞の増殖を抑える

妊娠後期や乳児、思春期の青少年など脂肪細胞が増殖しやすい

生理的に生後1歳までの乳児や思春期の青少年や妊娠後期の妊婦などでは、脂肪細胞も増殖する時期であると言われています。

乳幼児期の食事の内容についてバランスを心がけることは肥満抑制の点からも注目されています。一つの例を挙げると、米国の調査報告では、母乳で育った子供のグループは人工乳で育った子供のグループよりも肥満が少なかったという結果があります。

脂肪細胞の生理的な増殖期以外では、脂肪や炭水化物の摂取過剰と運動とのバランスの不均衡により、脂肪細胞の数が程度に応じて増えることが明らかにされています。

監修:桂 三千男