子宮頸がんについて

ページ番号1000468  更新日 2017年2月24日 印刷 

子宮頸がんとは

イラスト:子宮頸部

子宮にできるがんを子宮がんと呼んでいますが、子宮がんはがんができる場所によって子宮頸がんと子宮体がんに分けられます。子宮体がんは赤ちゃんが育つ場所(体部)にできるがんで子宮頸がんは子宮の入り口に出来るがんです。
企業や自治体で行っている一般的な健康診断では「子宮がん検診」となっている場合が多いのですが、正確には「子宮頸がん検診」です。

子宮頸がんの症状

イラスト:子宮頸がんの症状

子宮頸がんの現状

グラフ:(1)部位別がん罹患率(2)子宮頸がん年齢階級別罹患率


日本における子宮頸がんの罹患率は、乳がんに次いで2番目に多い数字となっています(1)。しかし、20~30歳代においては、がんの中で最も高い発症率となっています。

また、年齢別で見ると35~39歳が一番多く、次いで30~34歳となっており、その数は年々増加傾向にあります(2)。
他のがんでは、高齢になるほど発症率が上がっていくのですが、子宮頸がんはHPVウイルスによって起こるということで、若い世代の発症が多いのが特徴です。

  • 厚生労働省では20歳以上の女性に2年に一度の子宮頸がん検診の受診を推奨しています
  • 初期に発見できれば完治するがんですので定期的な検診を受けましょう
  • 気になる症状などがあれば検診を待たず、すぐに婦人科で診察を受けてください

子宮頸がんの原因、HPVって何?

子宮頸がんの原因は、HPV(ヒト・パピローマウイルス)の感染が関連しているとされており、患者さんの90%以上からHPVが検出されています。
ただしHPVは皮膚や粘膜に感染するウイルスで、性交経験があれば誰にでも感染し得る、ごくありふれたウイルスで、女性の約8割が50歳までに感染を経験すると言われています。
HPVに感染したら必ずがんになる訳ではなく、HPVには100種類以上のタイプがある中で子宮頸がんを引き起こすのは発がん性HPVといわれるハイリスク型のみです。また、ハイリスク型HPVに感染しても90%以上は体内から自然消失するため、子宮頸がんに進展するのはごくわずかです。子宮頸がんになるまでには、通常、数年~十数年と長い時間がかかるので、定期的な子宮頸がん検診を受けていれば、がんになる前の状態を発見し、治療することが可能です。

HPV感染から子宮頸がんへの進行する要因